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馬場工業所 倒産の理由は? [倒産情報]

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馬場工業所 倒産

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14 馬場工業所 倒産

倒産情報収集サイトのジェイシーネットによると、
2013年7がつ27日に当社は事業停止し、
自己破産申請の準備に入ったということです。

負債の総額は、約3億円と伝えられています。




当社は1970年に設立された、洗浄装置メーカーです。


超音波洗浄装置や、
化学機械装置の各種自動化ラインシステム等の洗浄装置等、
顧客ニーズに合わせてオーダーメイドで設計制作を行ってきました。



2010年には
新潟県労働基準協会連合会会長賞の安全管理優良事業場として表彰を受け、
翌2011年には中小企業新事業活動促進法による
「経営革新計画」の承認も受けています。



ところが、当社の業績悪化はリーマンショック以降に始まり、
それが企業体力を少しずつ奪っていったようです。


2012年にはついに資金ショートを起こし、
それ以降は資金繰りが窮迫する状況になっていたものと推測できます。



当社のような設備を担う産業というのは、
工場の新設や改修が行われるタイミングにおいて、
大きなビジネスチャンスがあります。


また、オーダーメイドであるという事は、
その設備を作成するための技術者を多数雇用し、
その人件費という固定費を負担し続けなければなりません。


また、こういった技術者を簡単にリストラするということは、
社内に蓄積しているノウハウや技術と言った
見えない資産を流出させることに繋がります。


汎用的なものを、機会によって大量生産している企業では、
人が変わったとしても機械が自動的に製品を生産してくれるので、
さほど大きな問題にはなりません。




こういった企業特性において、
リーマンショック後に企業の設備投資が落ち込んでいく状況は
絶望的なものに見えたはずです。


そういった状況下でも、先を見据えて、
痛みを伴いながらも大きな改革ができるかどうか。



付け焼き刃程度のものでは、
いずれ先送りされた問題が吹き出してくることを予見し、大英断を下せるかどうか。


この辺りに、長く続く企業とそうではない企業の差があるのではないかと考えています。






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