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セルスター 倒産か?レーダ探知機会社に何が!?  [倒産情報]

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セルスター 倒産か?レーダ探知機会社に何が!? 



帝国データバンクによると、
中部セルスター工業は2013年2月15日にも事業を停止し、
自己破産申請する模様と伝えました。


その後、同年4月5日に名古屋地裁から破産手続開始決定をうけました。

負債総額は約3億円。


当社は車載用のレーダー探知機や、充電器、インバータなどのカー用品を主力品として扱い、
2007年8月期には約12億円の年商があったものの、
2012年8月期には約4億円に激減。


当社のリストラを含めた構造改革が売上の減少スピードに追いつかず、
自己破産を選択せざるを得なくなったようです。



なお当社は、
車載用レーダー機器の製造販売を行っているセルスター工業とは別会社であるようです。

セルスター工業は1978年創業の、
レーダー探知機等で国内トップブランド(競合はユピテル等)の会社です。

売上規模も2012年6月期には約44億円を計上しています。


当社はセルスター工業の特約販売店であったようです。


メーカーは経営が継続されているようですが、
特約店が破産してしまうとは、どういったことが原因なのでしょうか。



昔はこのような車載用のレーダー探知機は、
1台で4万円〜5万円程度していましたが、
やはり競争が激しくなることでこの値段もだんだんと下がってきました。



その結果、今となっては1万円〜2万円が主力商品の価格帯のようです。



一方、メーカーとしては単なるレーダー探知機だけでは機能面で差別化ができず、
どんどんと機能が付加され、
カーナビに匹敵するようなGPS機能を搭載した探知機も今では珍しくないようになりました。




このような状況下、メーカーは開発費や製造コストが上がる一方で、
量販店等を通した販売を行い価格下落圧力をもろに受けながら戦っています。




そのためまず狙われるのは、
中間マージンをとっている卸売業者を省くことで、さらに価格を下げられるというところなのです。



当社のような業態は、
販売数量が同じであったとしても価格が下がることで売上が減少します。



卸売業において売上が減少するということは、
そのまま利益の実額が減るということとイコールの関係になりますので、
すぐさま手元の運転資金が減り始めててしまいます。



そんな中、メーカーから違約金を払って特約販売店契約の解約等を申し出られたらどうでしょう。


あくまで推測でしかありませんが、その瞬間に卸売業としては息の根を止められるようなものです。

やはり卸売業という業態は、
明確に伝えられる強みや付加価値を持っていないと、
経営に大きなリスクがついてまわるということなのでしょう。




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